定番ヘアで一悶着【前編】

小学生の息子は床屋嫌いなので
いつも家で私が髪を切っていて
なぜか必ずマッシュルームヘアに
なってしまう

毎度 切りながら内心ププッと笑ってる
それが表に出ちゃってるのか

｢ねぇ？大丈夫なの｣
不安そうな息子

｢いい感じ｣
(昔の売れっ子芸人みたいだよw)

こんなやり取りもいい加減 見破られてきて
床屋に行くと言い出した

ちょうど兄も床屋に行く時期だったので
スポーツ刈りのイメージ写真を持たせて
一緒に行ってもらった

帰ってきたら
なかなかリビングに入ってこない

どうやら短くなりすぎた髪型を
受け止められず人前に出られないみたい

こうなることは
わかってたんだけど
すぐ伸びるし
なんでもいーじゃん 別に (人ごと)

その日の習い事にも
なかなか出掛けようとしない

変化し過ぎた自分を晒すのが
恥ずかしいんだって

私も了承もなしに髪型を決めてしまって
しかも現代にそぐわない80年代の流行りで
申し訳なかったと思うところもあって
最初は優しい言葉を掛けてたけれど

コントばりに何回も続くやり取りに
業を煮やして

｢さっさと行けや！！
誰も人のことなんか見てないって｣

渋々玄関を出て
やっと行ったわと思ったら
また戻ってきた

明日の学校大丈夫かなぁ

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月１で別キャラになる日②

月１エステの担当さんから

｢前回 私のマスクを外した顔を見たいって
仰ってましたよね？｣

と言われ すっかり忘れてたけど
照れながらマスクを外してくれた

おぉ
なんか 想像してた顔と違う
ショッキング

めっちゃ笑顔くれるけど
ほうれい線と口元のシワが…

ん～と

言葉が見つからない

焦る…

気の利いた言葉求む
えぇっと

｢大人な感じですね｣

いや大人だし

｢エステティシャンの雰囲気出てます｣

絞り出す曖昧な表現

｢街で会ってもわからないと思います｣

まだ見ぬ未来に想いを馳せるな

く…苦しい

無いところからのプラスの言葉探し

嘘がつけない人間は
心にもない事を言う時
棒読みになってしまう説

｢い…いいですね｣

話題を変えたい

別キャラになる前に入店早々から
別世界にワープしたい心境だった

そしてキャラ変中、担当さんから

｢皆さんご自宅に帰られると
お子さんから変って言われるらしいんです｣

と打ち明けられた

やっぱり・・・
被害者は私だけじゃなかったんだ

｢すぅさんはお子さんから言われませんか｣

と聞かれたので

｢はい言われます、
様々なキャラクターに例えられています｣

とも言えず

｢変とは言われませんが
良いとも言われません｣

裏を返せば変だとも受け取れる返答をする

今日も途中までは良い感じだったのに
最後のアイラインで一気に闇キャラに変身

こっちはあちゃ～と思ってるのに
担当さんは｢良いですねっ！｣

やはり見てる世界が違うとしか思えない

こんなキャラに仕上がる ①はこちら↓
月１で別キャラになる日 - Diary fromすぅ

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ラーメン屋を巡る妄想劇

夫の仕事の帰り道にある
昔ながらのラーメン屋に
｢今日は客が何人いた｣
という報告を夫から毎日受ける

だから何なんだという話で
｢へぇ～｣
と聞き流す毎日が続いていた

ある日
｢おかしい、金曜日なのに休業してた｣
と報告された

まぁそういう日もあるさと言ったものの
その後なんと2週間もシャッターは
閉じられたまま

張り紙もされていないと言う

紙に書けない事情があるとしたら
やましい事や刑事事件または裁判沙汰、

現実的には最後に食べに行った時、
従業員のおじさんが風邪気味だったから
コロナだったんじゃないか
とか
店主の家族に不幸があったんじゃないか
とか
紙に書く事もならままない程の何かが
店主の身にきっと起きている

様々な憶測が家庭内で飛び交った

八割方は
従業員のマヌケなおじさんのせいにされ
勝手な妄想でボロクソ叩かれていた

そして真相は謎に包まれたまま
無事営業は再開され一安心した

この空白の約3週間の間に何があったのか
調査に伺いたいところだが

こんな時に限って
家族の誰もが中華を食べる気分にならず
未だ足を運べていない

次行った時にはそんなことすら
もう忘れているかもしれない

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雨の日の臭害

雨で濡れるってわかってるのに あえて
メッシュの運動靴で学校に行く息子

合皮の靴を勧めても聞かない
案の定 水浸しになって帰ってきた

玄関に放置された濡れた靴を見かねて
水気を吸い取るよう新聞紙を詰めてやると
靴から尋常じゃない臭いが漂ってきて

くっさ

鼻と指やられた
鼻栓とビニール手袋するんだった

翌朝 子供に
靴に詰めた新聞紙を
取り出すように言うと

｢ピンセット持ってきて｣

己ですら触りたくないんかい
クサいの自覚してるなら
自分変えてこうや

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高速回転目撃する

おばあさんが三輪自転車に乗って
横断歩道を渡っていた

変速1以下の軽さで漕いでいて
めっちゃペダル回転してるのに
めっちゃ進むの遅くて

遊園地で見かけるアトラクションで
ペダル漕いで周遊する乗り物くらい
優雅で燃費が悪い進み方だった

変速上げるとペダルが重くなるから
軽くしてるんだろうけど
それじゃ膝回転し過ぎて
逆に軟骨磨り減るんじゃないか

歩行者信号が点滅し始めた

何を一番護りたいのか問いたい

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ねこ紛争勃発

のろしは突然上がった

先週末うちの駐車場に
猫のう○こがしてあった

まさか動物の糞を撤去するだなんて
前々回の投稿時の私は知る由もない

あの時 見過ごした罰だろうか
あの時は何も出来なかったからな

翌日犯人と思われる猫が
我が家の前で寝そべって
こちらをガン見してきた

アレは俺からの挨拶の手土産じゃ！！

くらい余裕の肝の据わった猫で
今回の敵は手強そうだなと感じ

2度目の糞害を受ける前に早急に対策をした

こんな感じで数年毎に突如
猫vs家主の静かなる戦いが始まる

そして3日後

前方左側のタイヤの真横に猫糞発見
初回は前方右側だったな…

こいつ
全方向コンプリートする気やな

猫のゲームに付き合ってられるか
なんとしてもコンプリ阻止してやる

それから家の周りと庭の猫糞チェックが
私の日課と課せられ少々面倒になってきた

1週間が経過して
今のところ3度目の被害はない

早くこの紛争から解放されたい

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月１で別キャラになる日

顔のクレンジング目的で
月一で通っているエステ

最後に必ず担当さんが
メイクをしてくれるんだけど

これが家族に大不評

緑のアイシャドーを塗られた日は
｢ショッカー戦闘員みたい｣

紫のアイシャドーを塗られた日は
｢ドリフのコントの志村みたい｣
(瞼に目を描いて寝てる人)

普段アイメイクしないから
この化粧映えした顔に家族は見馴れない

勿論 自身が一番
これは私じゃない
と違和感を抱いている

担当さんからすれば
｢すごくお似合いです！｣

どこがやねん！！
と毎度つっこみたくなる
私と見えてる世界が違うのかな

｢前回の緑のアイシャドー、
ショッカーみたいって言われたんですよ｣
と言ってみたら
｢そんなことないですよ！！｣
と全否定された

担当さんは張り切って色味を選んで
真剣な眼差しでメイクしてくれるので
私は黙ってマネキンと化している

帰ったら今日も言われるんだろうなぁ

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