Diary fromすぅ

シュールな日常を不定期発信

役に立たない函館旅情報#2

『かりそめ天国』で
ロバートの秋山がリポートしていた
函館のホテルの豪華朝食バイキングに
魅せられて 我が家も冬休み早々
3泊4日の函館の旅に出発
(2023年12月の備忘録)


翌朝  7時に朝食予約してある
センチュリーマリーナホテルへ

昨夜降り続けた新雪を踏みしめて向かう
宿泊しているホテルから徒歩10分程

エントランスに入ると
「ここ秋山が歩いてたとこだ!」
とロケ地に自分もいる喜びを噛み締める
こんな風にリポートを追体験してくれる
家族がいるなど秋山は知るよしもない


いざバイキング会場へ行くと
テーマパークのような明るさと輝きで
テンションが一気に上がった

ひとつひとつの料理が創作されていて
味付けも違うのでコンプリしたくなる
本来ならば前日からご飯を抜いて挑む所を
ラッキーピエロと焼鳥が体内に残っていて
身体が重たいのが痛い

前菜系から1口ずつ皿に盛ってスタート
主食・スープと来てご飯に移る
最後にデザートと飲み物で〆

あとから気づいたんだけど
致命的なミスを犯してしまった
イクラを食べ忘れたのだ
北海道に来てイクラを食べないなんて
番組でも紹介されてたのにショック!!

でもそのミスを挽回できるほど
充実した料理の数々だったと言える
イクラの存在を忘れるくらいだから

料理はどれも美味しかったけど
ラム肉だけはダメだった
トルコ料理フェアということで
ラムなんて普段食べる機会ないから食べたら
口の中が異常事態になり吐き出した 
すまないラム

3時間以上滞在したあと
子供達は公園で雪遊び
夫婦は洗濯するためにホテルへ戻る


夕方になり函館山の夜景を見に向かう


この日はクリスマスイブだったため
めちゃ混みなのは承知の上だったけど
カップルと中国人だらけで夜景よりも
夜景を見る人の頭を見ていたように思う

背伸びして必死にスマホで景色を撮る人々
隙あらば前に割り込む人間の心の醜さ
立ち入り禁止区画に平気で侵入する人達

うんざりして早々に降りてきてしまった
しかも 夜景 全然心に響かないわ
どうしたってくらい景色に何も感じなくて
感情の一部が欠落してる危機を感じた

昼間の景色の方が遠くの山々まで見渡せて
街並みや人々の姿まで見えて素敵だろうな


帰りは函館山の急斜面を慎重に歩いて下る
所々 雪が氷になっている部分もあって 
足を滑らせたら麓まで転げ落ちそうだ
冷や汗をかきながら一歩一歩踏みしめる
観光に来て地味に見えない恐怖と闘った

函館山は雪のない天気のいい日中に来たい

この日の夕飯は何だったっけ?
ちょっと思い出せない
やばい
どんどん記憶が薄れていく

役に立たない函館旅情報#1

『かりそめ天国』で
ロバートの秋山がリポートしていた
函館のホテルの豪華朝食バイキングに
魅せられて 我が家も冬休み早々
3泊4日の函館の旅に出発
(2023年12月の備忘録)



この旅の始まりは
羽田空港に向かう電車での出来事から

ひとつだけ席が空いていたので座ったら
隣のおじさんから薬膳のニオイがしてきた
健康には良さそうだけど 薬草臭を嗅ぎ続け
軽い腹痛を感じて辛かった記憶から始まる

空港では出発まで時間があったので
西洋館で足裏マッサージをしてもらった
足も解れてこれからの旅に向けて準備万全
今回はレンタカー無しなので歩きまくる予定

飛行機内のドリンクサービスは事前調査で
ほたてスープを頼もうと決めていたものの
ハスカップとリンゴとラベンダーの
ブレンドティーがあり そちらを注文してみた

香りに癒されながらドリンクメニューの
モニター画面を眺めて過ごす
2・3・2の席の並びの真ん中ゾーンなので
手持ち無沙汰で見るところもなくて その後は
トイレに並んでる人の列を眺めて過ごす

子供はほたてスープを気に入ったようで
機内販売で購入する


北海道が見えてきた
おぉ白い!
雪景色だぁ
異国の地や~

荷物を受け取り到着ゲートを出ると
『welcome すぅ family』
のボードを持った人がいないか
一応 辺りを見渡して探してみる
そんなテレビでよく見る風景の
1コマをいつか味わってみたい

空港からバスで宿泊する函館国際ホテルへ
バス停には係員がいて案内と共に
手際よく荷物を荷室に運んでくれて
雪国の行き届いたおもてなしを感じる

ホテルのチェックインは素っ気なく感じた
館内案内はスマホで読み取って閲覧とのこと質問してもスマホに詳しく載ってるとのこと
紙でパッと見たいのにめんどうだ

部屋はコネクテングルーム
子供たちの部屋と夫婦の部屋
トイレが2つあるのは助かる

夕飯は『ラッキーピエロ』本店に出掛けた
子供がラブライブ!好きでアニメに出てきた
フトッチョバーガーを食べたいらしい

キャラが座ってた同じ席を確保
しかし フトッチョバーガーは平日しか
注文できないことを知ってショックを受ける

チーズバーガー

エビチリバーガー

とんかつバーガー

チーズかつ丼

縄文満点カレー

ラキポテ

コーンスープ

ガラナ

を注文した
コーンスープ 罰ゲーム並に熱くて
危うく口内火傷するところだった
出だしからグルメ堪能の旅に
支障をきたさないようにしないと

縄文満点カレーはタイトルからし
気になるところだけどラッキーピエロ
看板商品のチャイニーズチキンなどが
トッピングされてるようだった

各々の食事の感想は美味しかったとのこと
雑な感想で申し訳ない

とにかく店内が寒かった記憶しかない
混んでるから店の自動ドアが開きっぱなしで
寒気が流れ込んできて上着を着たまま食べた

夜食に隣のハセガワストア
焼鳥を買ってホテルへ戻る

このハセガワストアの焼鳥は
NHKの72hourという番組で知った
昼夜問わず現地の人が買いに来て
店員さんも温かくてアットホームで
北海道に行く機会があれば必ず行きたい
と思っていたので行けて嬉しい
焼鳥と言っても豚肉の串で タレと塩と
あと他にも味あったけど忘れた
ラッキーピエロのあとだったから すでに
お腹いっぱいで残念な食べ方をしたと思う

初日は軽い吹雪の中で夕飯に出掛け
雪国に来た喜びの中で1日を終えた

いよいよ明朝はグルメ抗争の舞台へ

無念•••チケット取れず

某コンサートチケット
本日10:00より発売開始

私は9:55にアラームをセットして
その時を待っていた

9:59
いよいよだ
よっしゃ がんばる!

と思った矢先 窓の外を見たら
舅がカブを玄関先に停めているではないか

おいおいおいおい
立て込んてる時になんで来んねん
本当いっつも来るタイミング悪いな

子供に
「じーさんが来たから相手してやってくれ」
と指示を出す

玄関先で舅が子供に
「お母さんいるか?」

私かよ いつも孫にしか用ないやん
なんで今日に限ってワタシなん
こっちは年に一度あるかないかの
時間との闘いが始まろうとしてるんじゃ

「あ、おはようございます」
ドアから半分顔を出す私
もう半分はスマホを持つ私

「玉ねぎいるか?」
「あ、はい」
「いくつ要る?」

その後も今年の玉ねぎの出来を話し始める
知らんて 
も〜はよ帰ってくれ

なんとか体裁を保ってじーさんを見送る


やっとスマホに集中できる
あ〜〜なんかネットの繋がり悪!!

え?予定枚数完売??


じ…

じじい

許すまじ!!!




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さらば!アニメの聖地

早朝から車内はラブライブ!サンシャイン
ミュージックで燦めいている

耳障りなBGMにイラつき不満を抱きながら 
ハンドルを握る私と助手席に高校生の息子

物静かに座る彼の内に秘めたるアニヲタ愛は
半端ない

向かうのは閉園が決まった淡島マリンパーク
静岡県沼津市にあるラブライブの聖地

息子は去年の夏休みに路線バスで1人
沼津市に点在する聖地巡礼の旅に出掛けた

翌年の閉園など想定外で マリンパークは
バスから遠目に眺めただけで寄らなかった

その穴埋めを今日は行いたいらしい

大混雑と報道されていた最中、
東京大雪による道路規制のためか
9時半の到着でも駐車場は空いていて 
順調にマリンパークに入場できた

まず驚いたのはトイレの狭さだ
私の中の狭小トイレ ベスト1に輝いた
(ちなみに他2つは近所のカルチャーセンターと中華料理屋)

座ると確実に膝がドアに当たる

女子は覚悟していって欲しい


マリンパークなんて洒落た名前だけど
水族館なんて何年ぶりだろう

まずアシカショーを観ることにした
時間になるとアシカのミクちゃんが
颯爽と滑り込むように登場

キリッと真ん中の台座に座る
おぉ〜!かっこいいなーー

飼育員「ミクちゃんから挨拶です」

ヴオォエエエエエエエ!!!!!!

(鳴き声)


オヤジのゲップのロングバージョンやん
見た目とのギャップありすぎやろ

飼育員「ミクちゃんの笑顔です」

ニカッと笑って目が細く垂れ下がり
口角が上がる

こっっわ

人間の笑いのツボをよく心得てる
ミクちゃんおもろいな〜

閉園したらもう会えないのか
今後のミクちゃんの奉公先が心配だ

ミクちゃんの姿を目に焼き付けたい
午後のアシカショーも観ることにした

早めにスタンバイして最前列をキープ
目の前でミクちゃんを見納めた


その後 淡島の島内を一周歩きがてら
淡島神社目指して岩山を登った

これがかなりしんどい

途中、森にそびえ立つ木々から
色んな鳥の鳴き声が聴こえてきて
ウルトラマンに出てくるジャングルに
迷い込んだような気分になった

途中の休憩所や見える景色は
アニメにも登場するらしく 
同じアングルで写真を撮る

息子はアニメ画像と照らし合わせて
嬉しそうに色々と説明してくれたけど 
私にはなんのことやら 共感できず



最後はイルカの調教見学をした

調教師のお兄さんお姉さんが
手漕ぎボートで客席に手を振りながら
海に浮かぶ中央の浮き島へ向かう姿が
とてもシュールだった

内容としてはイルカの説明が半分以上
占めていたように思う

芸事はまだまだ練習中との事だったけど
イルカショーと謳って観れる日は来るのか

ーー ここはもうすぐ閉園する


このあとアニメにも登場するパン、
のっぽパン直売所に寄って帰った


惜しまれつつ閉園した今、
淡島マリンパークのオーナーは
名乗りを挙げてくれた新しいオーナーと
協議中らしい (息子情報)

もしかしたら再びミクちゃんに
会える日がくるかもしれないし
イルカの仕上がりも観れるかもしれない

リニューアルオープンに期待したい



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トラブルがきっかけの出会い

パンクした自分の自転車を
近所の自転車屋に持っていった

直すのに15分程掛かるとのこと
うーん どうしようかな
待ってようか、一度帰ろうか

迷ってると おじさんが
「代車あるよ」
と言う

え?自転車に代車とかあんの?

何度かパンクでお世話になってるけど
代車って初耳なんだけど

その代車のスペックが良くて
このまま奪い去りたい気持ちだった

あー変速あって走りやすいなぁ
乗り心地も安定してるわ~
段差も金属がぶつかり合う謎の音しない


ルンルンで一時帰宅する

子供に代車を自慢すると
俺も乗りたい!と言うので
そこから30分 家の前をグルグル
回遊魚のようにひたすら走っていた

「すげぇ!!
ブレーキ、キーキー言わないよ!
俺 これ欲しい」

いやママのだから

つか自転車屋のだから

そのまま子供が代車を漕いで
なぜか私は並走しながら
自転車を受け取りに向かう

店先にはパンクが直った
錆び付いた私の相棒が待っていた

名残惜しく代車に別れを告げる

店主に
「代車とても乗り心地良かったです
この自転車おいくらですか?」
と尋ねると

「6万円」

ま…まじか!!
んないいものを代車に使うなんて
本当に奪い去られたらどうすんの

でもこうして試乗して乗り心地に惹かれて
買い替えを考え始める人もいるのだから
たかが代車と侮るなかれ



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子の金銭感覚狂わす景品

ショッピングモールで
子供達はゲームセンター、
私は夕飯の買い物へと別れた

買い物を済ませてスマホを見ると
子供から着信履歴と共にLINEに

「げーせんきて」
「たいへんだぁ」

一体なにごとだ?!
行き掛けに下の子が鼻血を出してたから
止まらないとか?のぼせて吐いたとか?

心配になって一目散に駆け付けると
クレーンゲームの前でニヤニヤしていた

無事にホッとするも束の間、
「これ、あと少しで取れるんだけど
もうお金ないからどうしよう」
と言ってきた

聞けばこの毛布に4000円は
投資してきたと言う

はぁ?バカじゃないの
こんなペラペラの毛布にその価値はないし
家に毛布いっぱいあるし要らんわ!!

と言うと 子供達のテンションが
一気に下がって しんみりし始めた

「もう見切りをつけて帰ろう
今回はご縁がなかったんだ」

そう促すも足が動かない
投資額を捨てる選択ができないようだ
手ぶらで帰るのは癪に障る
意地でも持って帰りたいらしい

返すことを条件にお金を貸すことにして
店員さんに位置を直してもらうことにした

おそらく店員さんは
子供達の散財っぷりを
見ていたのだろう

ほぼ取れるであろうという位置に
毛布を丁寧に置き直してくれた

「左端をアームでしっかり挟めば取れます
右側だと取れないので左を狙って下さい」
と親切に攻略法まで教えてくれた

そして指示通り左端をアームで持ち上げると

落ちたーー!!

いとも簡単に取れた
これまでの苦労は何だったの

しかし景品が取れたのに
子供達の表情は浮かない

自分の力不足を痛感し
財布の傷口も深いようで

「もうあのゲーセンで二度と毛布取らねぇ」

帰り道、そう吐き捨てるように呟いていた

毛布だけかよ と内心思ったけど
今回のことで何か学んだのなら
投資額は勉強代だと思って 今後は
お金の使い道をよく考えて使って欲しい




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叶わぬ歌謡コンサート

家族で平原綾香ちゃんの
コンサートに行ってきた

熱烈なファンではないものの
数年毎に突然行きたくなって
2階席で全体の雰囲気を味わう

盛り上がる曲になると
「立ってください!」
と彼女は観客を促し
1階は総立ちで無数のペンライトが揺れる

2階席は皆さん着席されたままで
数本のペンライトが眩しく目立つ

私達と同じ にわかファンが多いらしく
落ち着いた傍観スタイルが居心地良い

それでも 2階もよく見えるようで
両手を大きく振ると振り返してくれる

遠く小さく佇む彼女の顔を見たいと
持ってきた双眼鏡で見ようとするも
最近視力が落ちてきたのかボヤけて
はっきり見えなくてモヤモヤしていた

生歌のエネルギーは最高で
穢れた心が洗われるような
素晴らしい時間を過ごした

心の浄化と癒しの一環として
毎年来たいねと言いながら帰った

今回がコンサートデビューの
小学生の息子の反応は素っ気なかった

彼も自分の好きな歌手のコンサートなら
もっと心に響く何かを感じてくれると思う

と思ったものの息子が好きな歌手は
なぜか昭和界のレジェンドばかりで

石原裕次郎さん
渡哲也さん
谷村新司さん

特に最近よく口ずさむのは
谷村さんの『昴』

息子:「オレの好きな歌手もう生きてないし…」

何かフォローせねばと思い
「今度ノブ&フッキーのショー観に行こう!」
と言うのが精一杯だった

モノマネのプロの歌声で勘弁して欲しい





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